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書店員の、味わい読書。
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お久しぶりです。

気候の変化もあってか、どうも先月から体調のよろしくない日々です。
この頃では、かなり快復してきました。

家のデスクトップパソコンで、長らくインターネットができなくなっており、色々な所に問い合わせ、やっと原因がわかりました。
パソコンの故障でした(T_T)
今はちいさなノートパソコンにケーブルをつないで使っています。
それまではスマホでちまちまとウェブサイトを見たりしていましたが、小さな項目は見落とすわ、目の疲れで頭痛はするわ、散々でした(>_<)

体調よろしくないと、気持ちも落ち着かず、なぜだか気が急いて急いて…。
こういう時には、
大好きな作家が自らの日常を書いたエッセイや、普通の生活を描いた小説が読みたくなります。
明るすぎず、暗すぎず、ほの明るい温もりのある言葉たち。

私のお気に入りは、これらです。

♪向田邦子のエッセイ『夜中の薔薇』
普通の和食の描写が、とびきりおいしそう!働く女性の一人暮らし、夜のふとした静けさ。その書かれ方が、淋しいというより清々しくて印象的。

♪村上春樹のエッセイ『使い道のない風景』
海外の町の何気ない写真と、シンプルで深い言葉。長期滞在型の、脳内旅行。その旅先の日常。

♪川上弘美のエッセイ『此処彼処』
主に東京の、場所にまつわる語り。素朴で味わい深くて、ほっとします。

♪江國香織の童話『僕の小鳥ちゃん』
おとなこそ愉しめる童話。満ち足りた、ちいさな暮らし。

自分自身の日常を見失いかけている時、本来の自分の日常に近い、もしくは、そうありたいと思う空気やリズムが醸し出されている本が欲しくなります。
いわば、メトロノームな本。
まさに「生活に寄り添う文体」という感じ。

自分が文体に寄っていくのか、文体が添うてくれるのか……。
その両方かもしれません。
色々な方がおっしゃるように、読書はインタラクティブであり、意外と読者の状態次第で様々な読み方ができるものだな、と思います。

心の波立ちの多かった秋の始め。
素朴な日常的作品から、読書の季節に入りました。


職場環境や、その業界のことに思いをはせた今月前半。
憂いてばかりはいられません。
そのことは、また後日……。

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